2018戊戌(つちのえいぬ)新年会が行われました!


商売繁盛と言われる酉年を終えて迎えた戌年(いぬどし)の今年。

干支の戌には「真面目で勤勉」という意味が込められているそうです。

ですが、実はこの動物と意味は後付けらしく、本来の由来ではないとのこと。

戊戌が意味するのは、繁栄と滅亡なのだそうです。

ここは是非とも繁栄に向かって欲しい、ということで、去る1月10日にマコセの新年会が開かれました!

恒例の餅つきから始まった会は、やれ餅が柔らかいだの、手が熱いだのと賑やかにペッタンペッタン。

あんこを入れたりきな粉餅にしたり、海苔を巻いて磯部にしたり。

石臼と杵でついたお餅は格別の味わいでした。

 

キッチンではアンコウや黒豚などの入った豪華な鍋、つきたてのお餅、そして一日早い鏡開き用のぜんざいなど、寛子さんの心づくしのお料理が並びます。

遅番さんの仕事が終わった頃を見計らって乾杯をし、ひとしきり食事を楽しんだ後は、これもまた恒例となりました、年男・年女による新年の抱負の発表です。

今年24歳、36歳、48歳になる皆さんが前に並び、犬の被り物を被って一言ずつ宣言。

 

「次に年女になるときは還暦です」と発言して笑いを取っていたO川さん。

赤いちゃんちゃんこを準備しますので、それまで一緒に頑張りましょう!

 

抱負宣言の後は、2017下半期アワードの発表です。

2017年7月から12月の間に作ったお礼状の中から、一人一作を選びエントリー。それを新入社員も社長も平等に一票を投じて決めるのが、マコセのアワードです。

非常に接戦となった今年、優秀賞を勝ち取った同率二位の二人はこちらの方々。

新卒としてマコセに入社してもうすぐ4年になる市來さん。

自分に厳しく頑張り続ける姿勢は、若いオペレーターのお手本とも言えます。

その市來さんが作った文面を読み上げるナレーションを聞きながら、思わず目頭を抑える人がたくさんいました。かくいう私もその一人です。

もう一人のママさんオペレーター園田さんは、マコセに入ってから結婚し、二人の子供の母となりました。そんな彼女の持ち味がそのまま生かされた文章は、可愛らしくてあったかくて、幸せな毎日を生き生きと描いていました。

 

そして今回の最優秀賞は、同じくママさんオペレーターの井原さんでした。

酸いも甘いも噛み分けた、と申しますか、さすがはベテランオペレーターだけあって、深みのある、まさにいぶし銀の文章と呼ぶにふさわしい作品でした。冒頭から他とは一線を画するものが書けるのは、オリジナル会葬礼状とは何か、ということをしっかりわかっているからなのでしょう。

 

アワードの発表の後は、DVD班のアカデミー賞の発表です。

3位が二人、2位、1位と合わせて4人の方が表彰されました。

ナレーション原稿、ナレーターの声質、写真、音楽などいろいろな要素が絡み合って出来上がるメモリアルDVD。

オリジナル会葬礼状ではオペレーター個人の力が大きく反映されるのに比べて、メモリアルDVDでは、「編集力」がものを言います。

写真も音楽もナレーションも、全てが提供された素材です。それらをどう使ったら持ち味を最大限に生かすことができるのか。

それを真剣に考えながら、写真の中で微笑む故人と、心の中で会話しながら作り上げていく。

そんなDVDスタッフの矜持を感じた一位の作品は、何人ものスタッフの力が一つにまとまって出来上がった、素晴らしいものでした。

 

自分たちの仕事を客観的に見つめる時間となった今年の新年会。

より良い仕事をしていこう、ご遺族の気持ちを第一に考えて仕事をしていこう。

そんな気持ちでお開きをむかえ、一旦終了。

その後は有志によるカラオケ大会が小一時間ほど行われ、楽しく歌い踊り騒いで解散となりました。

例年になく忙しい毎日が続きます。

ともすれば気力も体力も萎えてしまいそうになる中、「忙しいからこそ楽しく息抜きをしよう!」ということで色々な準備を進めてくださった皆様、ありがとうございました!

そして、新しい石臼や杵まで準備してくださった社長、美味しいお料理をいつも作ってくださる寛子さん、見えないところまで心配りをしていただき、ありがとうございました!

戌年の今年、真面目に勤勉に、地に足をつけて、昨年蒔いた種が芽吹く季節を楽しみに、皆で力を合わせて良い一年にしていきましょう!